コロナ禍の下、テレワーク、ソーシャルディスタンスで、社会と自分の距離感も大きく変わりました。また、もうハイテンション、ハイペースの働き方にも戻らない状況の中、「どんな風に・いくら稼ぐか」を求める時代は終わり、「何をクリエイトするか」という自分の価値を創造の時代です。
コロナが猛威をふるう今は、テレワークを維持、拡大するチャンス
年が明けて、2022年になった瞬間、2年に及ぶコロナ禍の混乱は急速に収まり、春ごろには元通りの生活に戻るのかと昨年の終わりごろには、そんな社会の雰囲気でしたが、あにはからんや、オミクロン株が世界を席巻し、日本も感染者数が過去最高になり、そんな甘い展開にはなりそうにありません。
もちろん、医療現場、また、政府からの制限措置で影響大である産業で働く方々に心を向けつつ、働く多くの労働者の立場から、この状況を前向きにとらえましょう。
2020年春の緊急事態宣言を端に発して、政府は、企業にテレワーク(リモートワーク)を7割を要請し、一気にテレワークが普及し、2年近くが経過した昨年の終わりごろ、経済界からは、もとのオフィス勤務に戻そうという動きが生まれていました。
あの流れで、年初にコロナが完全鎮圧に様相を呈していたなら、今年はもう冒頭から、withコロナではなくて、afterコロナの流れというか、beforeコロナに戻す復古主義派が勢いずくことになったでしょう。でも、そうはなりませんでした。
社会の波、流れ、世論の論調というのも、最初はさざ波でも、大きなうねりとなり、それが大波となれば、誰にもともられないという恐ろしさがあるのです。
コロナ禍が猛威をふるう今、この機会をとらえて、テレワークで働くという環境を手放さないように、しっかり手をうっておきましょう。
「テレワーク権」を獲得しょう
第一に、まだ、テレワークできていない方は、上司、会社を説得して、先ず、週2回、できれば、月曜日、金曜日をテレワーク・デーにするように説得しなければなりません。
そうすれば、3日間、通勤しなければならないとしても、(土日を含めて)4日間は、在宅で、まとまった時間がとれます。
すでに、週に2日とか、3日、テレワークという方は、4日、5日と増やす努力をして、例えば月に1日とか、2日に出社するように極力、会社風琴を減らすような交渉をしていきましょう。
前にも書いたかもしれませんが、テレワークをこれほどまでに普及したのは、一にもに二も、コロナという感染症のおかげです。四半世紀前にも、テレワーク構想は日本にあり、いくつかの企業で、サテライトオフィスをつくったりしましたが、全然普及しませんでした。企業や政府が旗をいくら振っても、社内の大きな波にはならなかったのです。
感染症予防という大義があり、しかも、それが数か月で収束しないで、2年以上続き、人々も、習慣として、テレワーク、ソーシャルディスタンスを受け入れ定着して、意識にも植え付けられしまっているのです。
交渉には、手順がありますが、大枠でテレワークを肯定する社会の風潮をバックに、仕事の効率が上がる、上がっていることを数字で示し(例えば、営業なら、顧客対応時間が増えたとか、オンラインでの訪問が増えたとか)、その実績をもとに、テレワークのほうが効率、生産性が上がることを示せば、なかなかNoとは言いにくいでしょう。
ぜんぜん、まだテレワークが採用されていない会社、部門であれば、週2日のテレワークを試験的に何か月かやらしてもらうというアプローチもいいでしょう。もちろん、そこで、テレワークのほうが効率が上がるようにみせることが重要なのは言うまでもありません。
最後の手段、もう、毎日は通勤できないところに、来週(来月)引っ越してしますという実力行使もありますが、実際に、テレワーク勤務を勝ち取ることに限らず、一般的には、既成事実をつくるというのは、相手を説得するための強力な手段ではあります。
でも、今後の良好な人間関係が、テレワークでも必要ですから、できるだけ穏便に、でも毅然と自分の主張はして、社会の流れを味方にしながら、頑張りましょう。
withコロナ時代、新しい風の時代の働き方~次のステップは?
職場で人が集い、成果の大きさを競い合う、祭りのような日常を過ごす、ハイテンション、ハイペースの働き方にはもう戻らないと思います。
戻る必要もないでしょう。「どんな風に・いくら稼ぐか」を求める時代は終わり、「何をクリエイトするか」という自分の価値を創造の時代になっていきます。
「雇われる」という形態では、自由意志で価値観を創造するのも難しいので、「雇われない」生き方に少しずつ成長するwork style シフトを実践するための準備として、副業を始める。
副業を始めると、会社勤めの時に、いかにビジネスの一部のプロセスしか見えていなかったかがわかるので、本業にも大きな良い影響もあり、また、副業からキャッシュが入ってくるようになれば、時間にもお金にも余裕が生まれて、独立・起業への弾みもついていきます。
副業には、リスクの少ない、投資するお金があまりかからないものを選び、また、アルバイト的な時間を売るようなものはやめておきましょう。なぜなら、それでは、時間が拘束されて、せっかくテレワークで、自由になった意味がなくなるからです。
そして、副業をやる前提として、テレワークでの在宅の仕事をできるだけ、効率化して、労働時間を究極まで減らすこと、どれだけの時間働くというイメージを明確にすることが必須です。
この方法については、また、別のブログでご紹介します。